笑顔の下の本音をさらし、心の奥底の情念をむき出しにし、意のままにならぬ世間をぼやき、たいしたことも無い日常をご報告するブログです。

オーストラリアの青い空
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おーあお

Author:おーあお
1990年より在豪、6年シドニーに住んだ後、メルボルンへ。
嫁は英国人、息子はオージー。そして私は日本人。国籍もバラバラなら思想もバラバラ、何もかもバラバラなまとまりのない家族です。
唯一の共通点は、猫好き♥


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ワーホリの覚醒3色違いのチェリーブロッサムズ9

2012/11/10 22:49|連載小説ワーホリの覚醒3TB:0CM:0
「なぜだ?こんなに優しく話しかけているのに…」
夏の海風が妙に冷たく感じられた。
アスオは海を見た。
多少白波が立っているが空は青く風はおだやか…なのに何故女の子達は頷いてくれないのか?
アスオにはその理由がわからない。
「同じ男じゃねえか!」
と海に向かって叫び、半ズボンとパンツを膝まで下した。
その露になったまたぐらを海風がスゥーッと吹きぬける。
何か考えに詰まった時、彼はいつもこうして時と所を選ばずに股間をクールダウンさせた。
そうするといい考えが浮かぶのだ。

「分かったぞ!」
と手を打ったアスオは左手の岩場の方に全速力で走り、服を脱ぎ捨てて、全裸で海に飛び込んだ。
水の色が濃い。
この辺りはビーチ側とは違い、一気に落ち込んでいるから水深は優に5メートルはあった。
潮の流れも速い。
アスオは岩にしがみつくようにして岩の割れ目を抜けさらに奥へ底へと潜っていった。
岩にはびっしりと岩牡蠣が群生している。
アスオの手や腕はその牡蠣で既に擦り切れて血まみれであったが、岩を離す事は死ぬ事であるから痛くても耐えた。
手足の短かすぎる彼は、水泳は大の苦手である。
泳げない事はなかったが、いくらもがいても前に進まず25メートル泳ぐのに55秒かかった。
だから彼の場合、波と潮の強力な豪の外海に潜るのは命がけなのだが、パツ金を得るためならばたとえ火の中水の中、いかなるリスクも苦にならなかった。

彼は日本にいた時から病的な白人好きだった。
日本のCMには当時から多くの白人美女が登場していたが、その彼女らが現れるたび、彼は我を忘れて画面に見入った。
オリンピックもそうだった。
彼はオリンピック中継は柔道と体操しか見なかった。
柔道はともかく体操は日本人選手など知ったことでは無い。
ルーマニア、ポーランドやロシアの東欧美少女の大股開きを見ては興奮した。
そのホワイト狂の彼が、手を伸ばせば届く位置にホワイトガールズがいる外国へきた。
平常心を保つ等どだい無理な話である。
寝ても覚めても頭の中はパツ金でいっぱいだった。
もう身も蓋も無いほどに…
「パツ金が欲しい!」
その為ならば彼は命などこれっぽちも惜しくなかった。

目を開けると岩と岩の間には、ウニやサザエ、アワビが群をなしてへばりついていた。
その中でアスオはウニのみを掴み、岩伝いに水面まで上がると平らな岩の上にそれを置きまた潜った。
サザエやアワビを白人は食べないと聞いていたが、アスオはウニを食べている白人を見たことがある。
だから食うのだろうと勝手に思い込んでいた。
とりあえず5壷獲った。
水から上がってふと周りを見回すと、少し高いところの平たい岩の上に18歳くらいの少女が仰向けに寝転がっているのが見えた。
アスオはウニを二つ抱えピョンピョンと岩を二つ三つ跳ねて彼女のすぐ側に立った。
「おおお」
なんと…彼女は全裸であった。
その姿は神々しいばかりに美しく、アスオはゴクリと唾を飲み込んだ。
岩の上に広がる長い金髪、真っ白で形のいい乳房、そして…太陽にきらめく金色(こんじき)のマン毛。
アスオも全裸である。
その股間はあっという間に屹立した。

アスオは二つのウニをかち割ると、その美少女に優しく声をかけた。
「ハァイハニー、ウニはいかが? 僕には君の赤貝を―」
かち割ったウニを持つアスオの全身からは血がだらだらと流れていた。
さっき潜った時に岩牡蠣で切りまくった痕が大出血しているのだ。
美少女の顔が引き攣っている。
彼女にはアスオが、血まみれの土偶にしか見えなかった。
しかも原始人そのままに堂々と勃起させている。
美少女は身に危険を感じた。
慌てて下に敷いていたバスタオルを掴むと一目散に駆け出した。
「まて、待ってくれ!」
アスオはウニを両手に持ったまま美少女を追った。
〈これほどの女、二度とお目にかかれるものでは無いぞお〉
アスオはド短足をフル回転させ岩場を走っている。
だが美少女との差は一向に縮まらない。
その美少女の行く手に岩と岩の間が2メートルくらい離れているギャップが現れた。
彼女はそれを長い足を開いて華麗に飛び越えた。
「オウッ」
大股開きの彼女に目を奪われたアスオは一瞬集中力がそがれ、どちらの足で踏み切るか迷った。
「ええいっ!」
たたらたたらもつれ足で踏み切った彼は、案の定向う側の岩につま先すら触れることもなく
―ストン―
と消えた。
下は水ではなく、尖った岩だった。
アスオはその上に腹から突き刺さるような格好で落ちた。
その彼の頭にとどめを刺すようにウニが二つ落ちてきてグサッと刺さった。

「むううううう…」
何かがドロリと額から落ちてくる。
触って見ると血に混じって黄色いものが指についた。
「脳味噌だ!」
アスオは死を覚悟した。
〈パツ金を追いかけて死ぬるならば本望―〉
と思った瞬間、辞世の句が咄嗟に口をついた。
『パツ金を 追いて崖下 シーサイゴ』
学校では常にケツから二番目であったアスオであるが、その人生最後の句もその馬鹿さ加減を遺憾なく発揮したものだった。もちろん下の句などは無い。

「うん!」
しかし彼はその辞世の苦に大満足して目を閉じた。
〈俺にこんな詩才があったとはな…パツ金=輝かしい夢、追いて=追いかける/(老いて)人生を振り返るという二重義語、崖下=精一杯駆けたけど失敗、シーサイゴ=シーサイドと死ー最期が掛詞…すごい…〉

と、この期に及んで自画自賛しているとツーンとした匂いが鼻を掠めた。
「ほう、これが脳味噌の匂いか、人生最後だ…自分の脳味噌を味わうのも悪くねえ…」
アスオはそれを指で拭い、ベロベロと舐めた。
「おい、滅茶苦茶旨いぞ!」
脳味噌は次から次へと頭から垂れてきた。
それをアスオは貪るように食った。

「いやあ、ボンダイのウニは旨いわ!」
アスオは死ぬのをやめて目を開けた。
血と混じったウニはこれまで食ったどのウニよりも旨かった。
その後また潜ってウニで腹を満たした後、彼はまたパツ金を求めてビーチに戻っていった。
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