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オーストラリアの青い空
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おーあお

Author:おーあお
1990年より在豪、6年シドニーに住んだ後、メルボルンへ。
嫁は英国人、息子はオージー。そして私は日本人。国籍もバラバラなら思想もバラバラ、何もかもバラバラなまとまりのない家族です。
唯一の共通点は、猫好き♥


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私の愛した猫2

2012/02/09 22:26|ウチの猫TB:0CM:4
最初に行ったアドプション(里親)施設は前にも紹介したロスト ドッグスハウス。
PA190066_convert_20120209210931.jpg

ここにはこれまで何度か行った事があるが、事務所のカウンターには見たこと無い若い女性が立っていた。
トービィーをカウンターの上に置き、致し方なくスレンダー(放棄)する旨伝える。
その時点で私も嫁もオイオイ泣いていたが、その女性は全く表情を変えず、「$14ね。それからこの紙にサインしてちょうだい」と冷ややかに言う。
私はその態度が気に食わなくて
「なんじゃい、この紙は?」
と詰る口調で言うと
「殺しても文句は言わないって言う宣誓書よ」
と淡々と言う。
「殺さないって聞いてたけど…」
「今は子猫のシーズンでね。引き取り手がつかないのは殺すわよ」
とこれも感情の無い能面のような顔でさらり。
「ふざけるな!ビッ…」
とまで言ったとき、嫁に袖を引かれて、すぐ外に出た。
するとその私達を追って一人の優しげな女性が事務所から出てきて
「ここへ行きなさい。ここは絶対殺さない」
と一枚の紙を私に手渡した。
見るとロートスミスと書いてある。
メルボルンで犬猫を飼っている者なら一度は行った事があるであろう犬猫総合病院である。

PB300438_convert_20120209204706.jpg

猫のアドプションは待合室左手の奥にあり、ドアを開けて中に入るとさっきのロストドッグハウスとは全く違う明るい雰囲気が漂っていた。
受付にはノリのいいお姉さんがいて事情を説明すると「私も同じ経験をしたことがある。まかせておきなさい、トービィーにはいい里親を厳選してあげましょう」と自信満々に言う。
「絶対殺さないね?」
と念を押すと
「絶対殺さない!」
とこれも確信の眼差しで即答した。
「もし引き取り手が見付からなかったら?」
「永遠にここにいる」
「どこにも移動しない?」
「しない!」
彼女の表情はあくまで明るく、回りにいた4人の女性スタッフも同じようにニコリとして頷いた。
どう見ても嘘を言っている感じではなく、その事にはホッとしたが、その内の一人が、
「今は空きが無いから、後日、電話で空きがあるのを確認してから連れてきなさい」
と言う。
「仕方ない、また後日…」
トービィーを連れて帰ろうとすると、奥から
「今、一匹貰われて空きが出来たよ!」
と元気な声がした。
「この猫ツイてる!待つ人は一ヶ月以上待たされるんだから。きっといい家が見付かるよ」
と受付のノリのいいお姉さんが興奮気味に言った。
トービィーはここのカプセルホテルの8号室と11号室とを繋いだ部屋に入る事になった。
PB300432_convert_20120209204750.jpg

見るとどの猫も二部屋ずつあてがわれている。
ロストドッグハウスは撮影禁止といわれたが、ここはフラッシュを焚かなければ撮影可と言う事で写真も自由に撮らせてくれた。
「トービィーすまん。二ヶ月辛抱してくれ、それでいい引き取り手がいなかったらワシがまた拾ってやる」
PB300434_convert_20120209204834.jpg
と涙で言い残してその部屋を出た。

帰り際受付で「いくら?」と聞くと「無料」と言われたので、少しばかりの寄付をさせてもらった。
それからもちろんトービィーの好物であるツナカンと玩具も置いて行った。
スタッフの女性らはそれらの差し入れを嫌な顔一つせず受け取ってくれ、必ずトービィーに与える旨約束した。
また、里親が見付かった時点で電話をくれるとも言った。

有難う…と言ってその病院を出たものの、帰りは暫く車の運転が出来なかった。
「ああ、これで良かったのだろうか?他にやりようがあったのではないか?」
一度自分の猫として登録しながら放棄しなければならなかった事が情けなく、敗北感に苛まれながらその場を後にした。

ロートスミス アニマル ホスピタル
http://www.lortsmith.com/
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yoyo #Wyg8J4M2|2012/02/11(土) 08:54 [ 編集 ]
 私も猫が大好きなので、愛するトービィーちゃんを手離すお気持ちとても
よく分かります。早く心優しい方に貰われるといいですね。
Melozy #-|2012/02/11(土) 20:24 [ 編集 ]
有難うございます。
これにはまだ続きがあります。
ハルハル #-|2012/02/15(水) 18:12 [ 編集 ]
涙が出ました。
可愛そうという気持よりMelozyさんのお優しいお気持ちに・・・。
11番の部屋から心細相にこちらを見つめるトービィーがなんとも・・。
でもお話に続きがあるとの事で少し期待してます、私♪
Melozy #-|2012/02/16(木) 00:05 [ 編集 ]
いやあ、私には8匹の猫どころか3匹も難しかったですね。
獣医さんはじめ色んな人と話して決めたんですが、やっぱり気持ちのいいもんではありません。
でもこのロートスミスに空きが合ってよかったです。
そこのスタッフは滅茶苦茶優しかったですよ。
みんな猫飼ってるし。
やっぱりそういう人が担当だと安心ですよね。
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