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オーストラリアの青い空
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おーあお

Author:おーあお
1990年より在豪、6年シドニーに住んだ後、メルボルンへ。
嫁は英国人、息子はオージー。そして私は日本人。国籍もバラバラなら思想もバラバラ、何もかもバラバラなまとまりのない家族です。
唯一の共通点は、猫好き♥


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ワーホリの覚醒―英語学校8

2011/10/13 18:06|連載小説ワーホリの覚醒1TB:0CM:0
一ヶ月が過ぎた。
路男磨はこっちに来てから2Kgほど太った。
と言っても元々スリムで見た目は以前と変わらない。
来てすぐの頃はやたらとチョコレートが欲しくなった。
疲れると血液中の血糖値が低下し、体が甘いものを欲すると言う。
日々の生活は朝学校に行って、終わった後は2時間ほど日本人の友達と遊ぶ。
日が暮れだす頃、家に帰ってホストマザー ステフィの料理を食べ、わけのわからないテレビを見て寝る。
その暢気なパターンが続いているから疲れるはずは無いのだが、やはり言語の違う異国に住むのは無意識の内にも神経を使うものらしい。

今日は金曜日。
ステフィには、今夜は遅くなるから夕食はいらない旨、公衆電話から電話した。
街のビルが薄暮に浮かぶ頃、7人の日本人がキングスクロスに向かっていた。
男4人に女3人。彼らは全て路男磨の英語学校の生徒だが、望詩と幸は貫斗がわざと呼ばなかった。
今夜のパーティーは貫斗のニュージー時代の知り合いが主催するそうで、そのパーティーの趣旨に二人は適合しないというのが理由と彼は言っているが本心はそうではない事を路男磨は知っている。
実は彼は貫斗と今日のメンバーが話しているのを立ち聞きしてしまった。
貫斗は彼らに言っていた。
「幸を呼ばない理由は本命。望詩を呼ばない理由はブス」
であると。

彼は路男磨に同じことは言わなかった。
それは路男磨と望詩が、路男磨と貫斗以上に友人としての絆を深めつつあったからだ。

路男磨は最初誘われた時断った。
大学の時一度だけ合コンなるものに参加したが、それは彼にとって決して居心地のいいものではなかった。
多分それと同じようなものであろうと思ったからだが、貫斗が学生やビジネスマンも来て色々と貴重な話が聞けると言ったので承諾した。


キングスクロス。
日本人は“キンクロ”と呼びオージーは“クロス”と呼ぶ。
その地下駅で降りて階段を上がりメインであるダーリングハーストロードを歩く。
この道は当時南半球最大の繁華街と唄っていたが、実際は
「え、これで終わり!?」
と首を回して再確認するほどに短いものだった。
辺りはもう完全に暮れて街にはネオンが輝き、たちんぼうがそれらしい格好で立ち、怪しい男たちが声をかけてくる。
「シャチョウ、スズキサン、タナカサン…」
その頃は日本人観光客が多く、日本人は皆金持ちと思われていたからストリップ屋の呼び込みはしつこかった。
貫斗はその内の一人と親しげに話し出した。
どうやら知り合いらしい。
彼はその男からナイロン袋に入った葉っぱを二つ買い$100ドル渡した。
路男磨も他の者もそれが何かは気付いていたが特に何も言わず、待ち合わせ場所でもある、地下のカラオケレストランに入っていった。
黒い壁の階段を下りるとそこはかなりの広さで、床から一段上がった所に畳が敷かれ座卓の周りには座布団が敷かれていた。

中は薄暗いが、客の顔は識別出来る。
席は8割方埋まっている。
その殆どは日本人だが、スケベ面をしたオージー男も隣の座卓にいた。
彼らは下心見え見えの態度をさらけ出していたが一緒にいる日本人の女の子達もそれを望んでいる様で、男の股の間に挟まり彼らの胸を背もたれにして座っていた。

遊び慣れてない路男磨にとっては落ち着かない雰囲気だった。
続々と貫斗の友人が集いみんなが揃ったところで男にはビール女には甘いカクテルが運ばれ乾杯した。
人数は全部で16人。丁度男女が半々でみんな若く、年長者でも25は越えていない。

一人最低一曲は歌い酒が進んだ。
席は最初から男女が隣り合わせになるように仕組まれていて路男磨の隣には他の英語学校に通う20歳の女の子が座っていた。
彼女の名前はエミといい、ワーホリで来て2ヶ月になると言う。
その彼女も随分飲み路男磨に体をもたせ掛けていた。

隣の卓はもっと過激だった。
オージー男と日本人女のグループだが、酒を片手に抱き合い、濃厚なキスをしていた。
大きな声で
「I want you to rape me」
と言っている女の子もいた。
彼女らも若く多分ワーホリか学生だろう。

12時過ぎ、十分出来上がってから店を出た。
路男磨の横にはエミがぴったりと寄り添い腕を絡めてきた。
「じゃあ俺帰るから」
彼はその腕を軽く外し、貫斗にそう伝えた。
「何言ってんだよ。裏切りは許されないぜ」
貫斗はそう言って路男磨の腕を掴んだ。
「そうよ、パーティーはこれからじゃないの!」
エミがもう片方の腕を掴んだ。
そう言われると特に断る理由も無かった。

路男磨は引っ張られるように二次会に連れて行かれた。
そこは今夜のメンバーの一人が住むキングスクロスのマンションだった。
中に入ってすぐまた酒が配られた。
その酒を皆が飲み干すと今度はキセルが回ってきた。
中にはさっき貫斗が買った葉っぱが詰まっている。
「吸えよ、いい気分になれるぜ」
貫斗が言った。
周りはみんな吸っていた。
マリファナであるとは分かっているが、断れる雰囲気ではなかったし、酔ってもいた。
路男磨はそれを口元に運び、スゥーッと肺に吸い込んだ。

何度目かの吸引の後、クラクラッときて目を閉じた。
目を開けると周りの空気が歪んでいた。
女の子が男の子が裸で笑っている。
「エヘ、エヘへヘヘ…僕も仲間に入れてくれよお」
路男磨は隣にいたエミを押し倒した。


キンクロ
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