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オーストラリアの青い空
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おーあお

Author:おーあお
1990年より在豪、6年シドニーに住んだ後、メルボルンへ。
嫁は英国人、息子はオージー。そして私は日本人。国籍もバラバラなら思想もバラバラ、何もかもバラバラなまとまりのない家族です。
唯一の共通点は、猫好き♥


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ワーホリの覚醒-英語学校2

2011/09/25 22:26|連載小説ワーホリの覚醒1TB:0CM:2
「私はミランダ。英国のウェールズ出身よ」
その先生を見た時、路男磨の気持ちは変わった。
このクラスでよかったと心底思った。
どうせ二ヶ月しか学校に行かないのである。内容よりも先生が美人なほうがいい。
彼女は黒毛の混じった金髪が肩までかかり、体は日本人好みで華奢であったが、出る所は出ていた。
顔は目が大きく、ツンと尖った鼻に特徴がある。

しかし…それにしてもこのメンバーはなんだ?
路男磨はクラスをぐるりと見渡した。
〈動物園…〉
中には本当にオラウータンそっくりの奴もいる。
このクラスには全部で15人いた。
内5人が路男磨達3人を含む日本人、他は韓国人、中国人、タイ人、インドネシア人でヨーロッパ系は一人もいなかった。
部屋は小さく窓は無い。
白板すらなく、ミランダが中央に立ち、壁沿いに生徒が彼女を囲むように座っている。


その路男磨の横顔を彼の右隣に座っている望詩はうっとりと見つめていた。
〈素敵…それに彼はあたしの事…キャッ♡〉
彼女は白人男を捕まえるという基本方針を完全に忘れていた。
いや実は、彼女は特に白人男が好きと言うわけではなく、日本人男に全く相手にされないが故に致し方なく掲げた目標であった。
まだ日本にいる時“外人は美的感覚がおかしい”という情報を得て一縷の望みと共にここへやってきたのであるが、路男磨のような男が付き合ってくれるのであれば話は別である。
彼女にとって路男磨は黒髪の王子様であった。
英語なんてどーでもいい。
要はかっこいい男と結婚して美貌の子を産んで“故郷のみんなを見返してやりたい”彼女はそんな低次元な願望しかもちあわせていなかった。


「じゃあ、みなさ~ん。じこしょうかいしてくださ~い」
ミランダが皆を見渡しながら言った。
背の低い中年アジア人女性が元気よく立ち上がる。
「私の名前はワンターニ。タイから来ました。一生懸命英語を勉強してこっちの大学にいきたいと思ってまーす」
と年齢を無視した自己紹介をした。
ミランダ先生がパチパチパチと勢いよく拍手する。
みんな〈拍手しなきゃいけないの?〉といった面持ちでそれに続く。
だがただ一人全く拍手しない者がいた。
〈奴だ…〉
実は彼は路男磨の左隣に座っていた。
彼は瞬きもせずただ一点を見つめていた。
ミランダは短いタイトスカートを穿き、その上向きのお尻が手を伸ばせば届く位置でこちらを向いている。
彼の視線はそこに集中しているのである。


「運命の出会いだ!」
アスオには目の前のプリケツと自分の股間が赤い糸でつながれているのがはっきりと見えた。
「ミランダか…いい女だ。お前は俺に抱かれる為に生まれてきたのだ。逃がさねえ。ぜってー孕ませてやる。そのケツをよお、思う存分浮かしてやるぜッ!」
―とアスオは目の前のお尻に宣誓した。


〈何をぶつぶつ言っているのだ。このアホは?〉
そんなアスオの様子を路男磨はつぶさに観察していた。
目は依然一点を見つめ、ポカンと開いた口の端からは涎が覗いている。
想像の内容は容易に推察できた。
ふと視線を下にずらした。
やはり…
股間は哀しいほどに膨張していた。


やがて一通り自己紹介が終わり残りは彼だけとなった。
「あなたの番よ」
ミランダは彼に催促した。
彼は立ち上がった。

「おーっ!」
みんなの視線が彼の股間に集中し歓声がどよめきに変わった。
だが彼は堂々としている。
あの時と同じ仁王立ちだ。
「俺はアソォ アスオ。白人の恋人を作る為にここへ来た。そして…ミランダ、アイ ロブ ユー」
彼は口を尖らせミランダに投げキッスした。
その類まれな醜怪さ、彼の尖った唇はキスと言うよりケツの穴だった。
皆はその姿に腹を抱えて笑った。
誰も本気にしていないが、アスオの目は危険なほどに真剣だった。


〈また同じこと言ってやがる〉
路男磨は呆れたが、口説き文句が“アイ ロブ ユー” だけの彼が憐れにもなった。
果たして先生の反応はどうか?
路男磨は視線をミランダに移した。
意外にも彼女は嬉しそうにしている。
首筋を赤くし片手で顔を片手で腹を抑えて笑いに堪えている。
“アイ ロブ ユー”がそれほど可笑しいのか?


アスオはその赤い笑顔を自分の愛を受け入れてくれた証拠だと思った。
「い、いけるぞっ!」
ガッツポーズをした彼の目は輝き、股間が一段と盛り上がった。
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ハルハル #-|2011/09/26(月) 18:44 [ 編集 ]
爆笑です!
文章上手過ぎです!!
作家になったら良かったのに!!!
特に「アスオには目の前のプリケツと自分の股間が赤い糸でつながれているのがはっきりと見えた。」。
最高でした!!!!
次回も楽しみ。
Melozy #-|2011/09/26(月) 18:48 [ 編集 ]
お褒めに預かりまして、嬉し恥ずかし桂三枝。

頑張ります!
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