笑顔の下の本音をさらし、心の奥底の情念をむき出しにし、意のままにならぬ世間をぼやき、たいしたことも無い日常をご報告するブログです。

オーストラリアの青い空
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おーあお

Author:おーあお
1990年より在豪、6年シドニーに住んだ後、メルボルンへ。
嫁は英国人、息子はオージー。そして私は日本人。国籍もバラバラなら思想もバラバラ、何もかもバラバラなまとまりのない家族です。
唯一の共通点は、猫好き♥


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下痢腹男の苦闘4(実話)

2011/04/29 13:48|下痢腹男の苦闘シリーズTB:0CM:0
晒された下痢腹男   MK寄稿 

今日は若禿王子のロイヤルウェデング、でもそんな華やかなイベントなんて下痢腹男にはこれっぽっちも関係無いのさ... 

私は今日も走っていた。
何歳になっても球児のベーランのように全力疾走。
だがそれはそんな爽やかに形容できるものではなかった。
街のショッピングセンター…
硬いフロアーをパタパタと音を立てて走る。
周りの人間が
「何事か!?」
と私を振り返る。
だがその疑問にいちいち回答している暇は無い。 
フードコートが見えた。
その隣には必ずトイレがある。
私は男子用に駆け込んだ。
4つの内3つは使用中になっている。
臭い匂いが空間に漂っている。
他人のウンコの匂いほど鼻に触るものは無い。
私は一番手前のドアの開いているトイレに入った。
「なんだこれは!」
便座は無残にもまっ黄色なしょんべんで汚されていた。
「何故便座を上げてしょんべんしないかぁーっ!」
私は日本語で怒鳴った。その声がトイレのタイルにこだまする。
〈許せない!〉
見つけたら殴り倒したい心境だ。
私にはそこに座る勇気は無かった。
「そうだ外に身障者用があったはず!」
男子用から出てすぐ右手にそれはあった。
幸いドアが開いている。
私は中に入り、“閉じる”のボタンを押した。
このドアはすりガラスで自動式、大きさは通常の2倍以上だった。
ドアが閉まりきるのを待たずにブルブルとズボンを下ろすと、いつものように思いっきり汚物を放出する。
「ああ間に合った…」
ふう―と大きくため息が出る。
下痢便は水とまではいかず、ある程度形をとどめたものだった。
それだけに匂いが強烈だった。
昨日の夜は魚、朝は残り物の肉、昼はキムチ、そのブレンドが生み出す鮮烈な匂いのハーモニー。
「ゴロゴロゴロ」
腸がなった。
その後軟便が水便に代わった。
それと同時に匂いも変わる。
今まで鼻を差すような眉をしかめる匂いだったのが、腐ったような首をかしげる匂いに変わった。
気になって便器の中を見てみるとさっき食べたばかりの真っ赤な唐辛子やとうもろこしの粒が
「やあ、また出合ったね」
と語りかけるように浮いている。
「馬鹿な!わしゃ鳥か?」
いくらなんでも早すぎる、と思ったが現実は否定できない。
食物の消化は個人差や、何を食べたかにもよるが大体8時間から24時間といわれている。
しかし私は時に30分だ。
下痢でなくても一日5回以上ウンコする日もある。

「じゃあ、あんたはガリガリなんじゃ?」
と読者は思うだろう。
だが違うのだ。
私はどちらかといえばデブ。身長171Cm,体重85Kg,ちょっと前までは88Kgあった。腹も出ている。

一体これほど下痢ばかりしている私が何故太るのか?
私は下痢をしようがしまいが食ったら食っただけ太る。
その代わり食わなくてもなかなか痩せない。
しかしおかしいじゃないか―わずか30分で体内を通過する食物から栄養を吸収する事などできるのか?

私は常人ではないのだ。そうだ、きっと世界最高の下痢腹モルモットとして医学に貢献できるはず―。そしたら、ああ、そしたらきっとノーベル平和賞。日本にいる両親もどんなに喜んでくれるだろう。
オスロで表彰され、
「すべて下痢腹のお陰です」「う、うううっ…」
と涙を流しきまりきったスピーチをして会場からスタンディングオベーションされる。
そして…もしかしたら次のロイヤルウェディングには招待されるかもしれない…そしたら―憧れのバッキンガムパレスのトイレで―ロイヤルダイアリア…
私にはその晴れ姿がありありと瞼の裏に浮かんだ。

と―その時すりガラスの自動ドアがゆるゆると開いた。
私の夢が壊され、そこには中年色黒の掃除おばさんが立っている。
「ご、ごめんなさい」
おばさんは憐れなほどに慌てた。
彼女は半身を中に入れて何度も“閉じる”のボタンを押したがドアは閉まらない。
その間に隣の女子トイレに行く女性達が目の前の通路を通過していく。
同時におぞましい匂いも通路に充溢していく。
私は立ち上がろうにもまだウンコの最中だった。
たとえ中断しても人に見られながらケツを拭くのは結構勇気がいる。
時は昼食時、多くの女性が前を通過していく…。
しかし掃除婦をはじめ誰もこのおぞましい匂いに顔色を変えなかった。
〈みんな優しいんだ―〉
私は彼女らの心の優しさに打たれた。
私のウンコシーンは結構長い間世間に晒された。
中には目が合ってウインクしてくれた若い女の子もいて私も満面の笑顔でそれにこたえた。
おばさんはあせりまくってドアを手動で閉めようとしている―だが閉まらない。
「おばさん、おばさんがセンサーをブロックしているから閉まらないんだよ」
自分でも驚くほどの優しい声で私はおばさんにドアから離れるように言った。
ドアは閉まった。
静かで孤独な空間が戻ってきた。
何故ドアが開いたのか?
よく見るとボタンの上に赤いライトがつくまで押し続けろと小さな字で書かれてある。
〈そんなのあの非常事態に読んでる暇なんて無い!〉
今も赤いライトはついていない。誰かが外のボタンを押したらまたドアは開くのだ。
しかし私はあせらなかった。
「見たい奴には見せてやりゃいい」
そんな―AV男優のような気持ちだった。
残りを出し切ってスッキリした私は自分の冷静さに驚いていた。
「わしも成長した…」

〈そうか、そうだったのか―〉
その時、私が逆の立場であった時の事を思い出した。
そう、あれはまだ私がトラックに乗っていた頃…。
いつものように下痢便に襲われた私は最寄のマクドナルドに駆け込んだ。
そこには一階には身障者トイレしかなく、普通の男子用は二階に上がらなければならない。
ただその時私にその余裕は無かった。
身障者トイレのドアは閉まっているが“アキ”になっている。
私は“がば”とドアを開け中に入った。
するとそこには……それはそれは美しい金髪の女子高生がウンコをしていたのだ。
私は驚くやら嬉しいやらでパニックに陥った。
その私に彼女は
「ごめんね、使用中なの―」
にこりと天使のような微笑で答えてくれた。
その時私は彼女の冷静さに驚嘆したが今自分が同じ立場になってみるとその冷静さの謎が解けたような気がした。

自分のウンコ姿を見せるという事は、自分の全てを曝け出す事。つまりセックスで変態したり、殴り合いの喧嘩をしたりするのと同等なのだ。
その清清しい無の心境が人に優しさを与える―。
彼女はあの若さでその聖域に在ったのだ…私はこの歳でやっとその域に至りつつあるのか?

今回多くの人にウンコシーンを見られた事で私は一段と思いやりのある人間になることが出来たよ。
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