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オーストラリアの青い空
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おーあお

Author:おーあお
1990年より在豪、6年シドニーに住んだ後、メルボルンへ。
嫁は英国人、息子はオージー。そして私は日本人。国籍もバラバラなら思想もバラバラ、何もかもバラバラなまとまりのない家族です。
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うちの子と自閉症(3)

2011/03/29 19:59|自閉症.AUTISMの真相TB:1CM:0
アスパーガスシンドロームと診断されたマッシュは、アンクルボブズ クラブというアーリーインターベンションセンター(幼少児特殊教育施設)へ通うようになった。

もちろん近所の保育園にも継続して通っている。

アンクルボブズ クラブ はノースメルボルン、ロイヤルチルドレンズホスピタルの向かいにあり、0歳から6歳の何らかの障害のある子供が通う。
うちの子マッシュは週二日そこに通い、自閉症専門のドクターと必要なトレーニングを受けた保母さんが、殆ど付きっ切りで治療と教育にあたった。

そこには他にも自閉症の子供や、ダウン症の子がいた。
多くの子は一目で分かるシビアな症状であり、その子達は、マッシュとは別の部屋で治療と教育を受けることになった。

マッシュのクラスは、ハイファンクションオーティズムの子供が集められ、皆見た目は普通であった。
男の子が殆どである。自閉症の男女比率は4対1で男子が圧倒的に多いとドクターは教えてくれた。
うちの子はハーフだからそうでもないが、他の子は白人の中でも一段と白く見えた。
家の中にずっといるからというわけではない。
俗に自閉症は家の中に引きこもりがちといわれているが、それは大人になって社会に適合できない事から起こる二次的症状で、引きこもりや鬱病とは根本的に違う。

一見普通に見える子も話してみるとやはりかなり変わっていた。
皆5歳前後だがまともに会話のできる子は一人もいなかった。
彼らの親と話してみると皆一様に子供の将来に不安を持っている。
中には「うちの子は一度も誕生会に呼ばれた事がない…一生友達が出来ないんじゃないか…」
と泣き出す者もいた。

それぞれに違った問題を抱えており、スピーチスキルに遅れた子が多かったが、ビヘイビアー(態度行動)に問題がある子もいた。
うちの子は特にスピーチと社交スキルを重点的に鍛えられるとの事だった。

うちの子の組にはリサ カーティスという専門ドクターが付いた。
残念ながら彼女はもうそこにはいないが、このセンターに通い始めて一年、彼女の指導のもとマッシュは目に見えて向上した。
話す時に相手の目を見るようになり、徐々に長い文が話せるようになった。

ドクターはマッシュは限りなく普通に近いと言っており、確かにこのセンターの他の子と比べてもそのように感じた。
但し他の子の中には、その分天才的な才能を備えた子もいて、ある意味うちの子は平凡ともいえた。
その中には、まともに話せないのにハイレベルな文書が解読できる、レゴの見本を見せれば一瞬で組み立ててしまう、何千ピースものパズルをあっというまに仕上げてしまう、正確なフォトグラッフクメモリーなど常人には及ぶべくも無い才能を見ることが出来た。

{一説には自閉症はダーウィニズム(人間進化論)の魁、つまり人間の脳が次のレベルへステップアップする一過程ではないかとも言われている。
またシリコンバレーの最先端分野で活躍するアスペルガー症候群、高機能自閉症も多いと聞く}

マッシュは大きく前進したとはいえ、やはり普通の同年の子と比べればかなり遅れている。
普通の子は6歳(大抵は7歳になる歳)で小学校に入るが彼は依然ついていける状態ではなく、ドクターと相談した結果小学校入学を一年遅らせることにした。

マッシュは言ってみれば小学校入学を浪人したわけである。
彼は人生の出発点から躓いたわけであるが、それに関して私はそれほど気に病まなかった。
私は彼が馬鹿でないのは分かっている。
“神童長じて凡人”逆もまた然り。
織田信長や坂本竜馬など、幼少児は馬鹿かキチガイと見做されていたというではないか。
私の子が彼らのような大物になるとは思わないが、そのような先人の存在に勇気付けられたのも確かである。
それにやはりオーストラリアという資源と国土に恵まれ社会保障の整った国にいて、しかも英語が母国語であるということが大きいだろう。
周知の通り英語は事実上の国際公用語。
語学習得において若年時の一年は大きい。それは自分が英語で苦労してきただけに身に染みてわかっている。
英語圏にいるというだけでその心配をしなくていいのは何とも有難いことだった。
またこの国には色々な人種がいる為、ちょっとやそっと変わっていたところで目立たないし、人々は奇人奇言奇行に対して寛大である。
もし日本にいたらとても同じ気持ちでいられたとは思わない。

マッシュは圧倒的に大きな体をひっさげて保育園とアンクルボブズに通う。
保育園では頭一つ抜けて大きく、会話力は相変わらず遅れているが、その巨体のせいで虐められる事はまず無かった。
アンクルボブズでは自閉症の子は飛行機を嫌う事があるとかで、そうならない為にうちの子を含めて数人を半日空の旅に連れて行ってくれたりした。
その日は快晴で、空港でむずかっていた子もいたが、帰って来た時には皆明るい顔をしていた。
彼は片手にまだぬいぐるみを抱えているが、以前のように常にというわけではなく、幼稚園に行く時は持っていかなくなった。

不安と楽観の交錯する日々が走馬灯のように去り一年が過ぎた。
彼の会話力は目に見えて上達し、翌年から普通に小学校へ通うようになる。


追記
自閉症は、幼少時に適切な治療と教育を受けさせれば社会への適応能力も大幅に上がるといわれている。
日本にいても豪にいても、自閉症の子供をお持ちなら諦めずにあらゆる治療を試みられる事を推奨する。

アンクルボブズは今でもノースメルボルンにあるが、通わせる為にはドクターの紹介状がいる。
そこのスタッフの印象は覚えている限りでは素晴らしかった。
実際うちの子も驚くほどに対人、会話能力が上達し、無事小学校へ通えるようになった。

直接電話してもまずドクターへ行く様勧められるだけだが一応住所連絡先を載せておく。

アンクルボブズクラブ
56 Chapman St North Melbourne
Tel: 03 9345 5092 Fax: 03 9328 3797
Email: unclebobs.cdc@rch.org.au
Royal children’s hospital site: www.rch.org.au/devmed


ビクトリア州自閉症インフォメーションセンター
Autism Victoria
Address:
24 Drummond St
CARLTON VIC 3053
Australia
Melway Ref: 43 J6
Postal Address:
PO Box 374
CARLTON SOUTH VIC 3053
Australia
Phone: (03) 9657 1600
Fax: (03) 9639 4955
http://www.autismvictoria.org.au/home/

以下アンクルボブズクラブの写真
403-1295496371000.jpg
509-1294269353000.jpg
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