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オーストラリアの青い空
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おーあお

Author:おーあお
1990年より在豪、6年シドニーに住んだ後、メルボルンへ。
嫁は英国人、息子はオージー。そして私は日本人。国籍もバラバラなら思想もバラバラ、何もかもバラバラなまとまりのない家族です。
唯一の共通点は、猫好き♥


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人のいいオージーの話 

2011/03/22 16:39|メルボルンライフTB:0CM:0
もう12年、家族づきあいしているオージーファミリーがいる。

この家族はハッスルさんといい、名前も陽気だが見た目も陽気だ。
さてここの奥さんバネッサは料理好きで、新しい中華料理をレシピに加えたからパーティーを開くといいう。
そこで私の一家もお招きに預かり夜6時40分、予定より十分遅れてハッスル家の玄関を叩いた。

この国では、パーティーに呼ばれた場合、時間通りには誰も来ない。
ホームパーティーでは、10分15分遅れ、会社のパーティーでは30分、45分遅れが当たり前で1時間以上遅れてくる奴、ひどいのになると来ると言っておきながら来ない奴もいる。
しかも彼らは遅れてこようがドタキャンしようが謝ることも無い。
それについてオージーは誰も怒らないし、遅れた理由も聞かない。

さてハッスル家の中に入って、手土産のワイン2本を渡すと目の前には長テーブルが二つ繋がり、その脇には長方形のポータブルテーブルが置かれ、それらには真っ白なクロスがかかっている。
その上にはワイングラスとナイフ、フォークそれに箸置きの上に箸も綺麗に並べられている。
しかも、バイキング式にセットアップされた料理は既に脇のテーブルの上に置かれてあった。

〈時間通りにくればよかった…〉
と思ったが、幸い他には誰も着ていないようだった。
「何人来るの?」
と嫁がバネッサに聞く。
「私達を含めて13人」
という事はあと9名招待されているわけだ。
子供達には子供達用の食事が隣の部屋に用意されていて既にうちの子はここの三人娘と隣の部屋で遊んでいる。

7時まで待ったが誰も来ない。
せっかくの料理が冷え、テーブル上の空のワイングラスが虚しく写る。
張り切って料理して、レストラン以上のセットアップをしたのに誰も来ないなんて…。
私は気の毒に思い、勤めていつもより多く話した。
しかし目の前に座るバネッサ夫妻は笑顔で談笑し、それほど気にしているように見えない。

「電話したら?」
嫁が言う。
「いいのよ。冷めてしまうわ、もう始めましょう」
バネッサは少しだけ陰のある顔で言った。
私達は最初遠慮がちに食っていたが、非常に旨かったのと誰も来そうに無いのでお代わりもして思いっきり食った。

私達は11時まで長居したが、結局残りの9人は誰も来なかった。
「電話もしてこないなんて、非常識にも程がある!」
ウィンジングポム(もんくたれ英国人)の嫁は激怒しているが、
バネッサ夫妻は
「こんなこともあるよ」
といった暢気な態度で、仕草のどこからも怒りは感じられないし、恨みつらみも聞かれない。

私は、夫妻の寛大さに驚嘆した。
私なら、眉毛ぴくぴく“許さん!”とか言ってさんざんにぼやいているに違いない。

料理は余りに余って、私達はドギーバッグをいっぱい貰って帰途についた。

ドギーバッグで思い出したが、私は以前ジャパレスでバイトしていた時、客に
「ドギーバッグプリーズ」
と言われ
「なんじゃ、犬の餌か」
と思い、ひっちゃかめっちゃかに詰めて渡したことがある。
その話を嫁にしたら爆笑していたが、ドギーバッグとは犬の餌ではなく、残り物を持ち帰ることである―ってそのくらいみんな知ってるか。

その後うちに来たバネッサに
「あの日に来なかった人たちと今も交際しているのか?」
と尋ねた所
「ええ、もちろん」
まったく拘りの無い返事が返ってきた。
「うーむ、すごい…」
私はまたも、彼女の心の広さに唸り声がでた。
私なら、とてもこんな風にはいかない。
家に殴りこみとまではいかないが、シカトくらいしているかもしれない。
もって生まれた性格と育った環境が根本的に違うのだろう。

ずっと以前バネッサ夫妻は家を売ったが、契約済みの買い手が、アンセット航空の突然の倒産を受けて、購買不可能になった。
その買い手は若い夫婦で二人とも同時に失業したという。
ただし、10%のデポジット(頭金)は既に払われており、その額はハッスル夫妻に返還の義務は無い。
その時不動産市場は高騰の一途にあり、買い手は数多の状態だった。
普通の人間なら10%得したと思ってすぐに次の買い手を捜すだろう。
しかし夫妻は失業した若夫婦を憐れに思い全額返した。
しかも夫妻は普通の勤め人で金持ちではなく、新たに新居のローンも組んでいた。

しかし世の中上手くできているものである。
その2週間後ハッスル夫妻はロット(宝くじ)で二等が当たり、返還した額とほぼ同じ額の小切手を手にした。

なるほど…
道理で私のような人間に、宝くじが当たらないはずである。
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