笑顔の下の本音をさらし、心の奥底の情念をむき出しにし、意のままにならぬ世間をぼやき、たいしたことも無い日常をご報告するブログです。

オーストラリアの青い空
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プロフィール


おーあお

Author:おーあお
1990年より在豪、6年シドニーに住んだ後、メルボルンへ。
嫁は英国人、息子はオージー。そして私は日本人。国籍もバラバラなら思想もバラバラ、何もかもバラバラなまとまりのない家族です。
唯一の共通点は、猫好き♥


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下痢腹男の苦闘―僕の朝

2012/11/02 23:50|下痢腹男の苦闘シリーズTB:0CM:0
MK寄稿

清清しい朝。
カーテンの隙間から差し込んでくる朝日を浴びて―
「ああ、気持ちいい―」
とベッドから起き出して、いきなりシャワーを浴びる。
といったシーンをドラマや映画では良く見かけますが、それを見る度に僕は無性に腹がたちます。

朝起きたら一番にする事、それは、まずはちきれんばかりの膀胱を空にする―それに尽きるのではないでしょうか。
それとも朝起きて膀胱がパンパンなのは僕だけでしょうか?
またはシャワーを浴びながらしょんべんもしてしまうのでしょうか?
それはプールの中でダマションをするのと同じ。
僕には出来ませんね。
でもしょんべんは僕にとってそれほど深刻な問題ではありません。

悩みの種はうんこです。
小学生の頃からずっと悩まされています。
小学生の頃は授業中うんこに行くのが犯罪でした。
だから僕は朝ヤバイなと思ったら正露丸を飲みました。
それがこっちの医者に言わすと駄目だったようで、中に含まれるクレオソートが善玉菌も殺してしまったのでは…と言っています。
でもその後、善玉菌サプリみたいなのを飲んでも駄目なので所詮僕は、生まれつき救いようの無い下痢腹なんでしょう。

朝から晩までうんこに怯え便器の回りをグルグルグルグル。
それはまるでまるでうんこ星の引力で周回するうんこ衛星のようです。
でもそんなうんこたれの僕でも生きていかなければいけません。
だから僕は朝からうんこに対し細心の注意を払います。
長い朝ションのあと、僕は決まって濃いめのコーヒーとパン、それに林檎で朝食をとります。
林檎は中に含まれるペクチンが排便を促進してくれます。
轢かれたコーヒー豆は同じように腸膜を刺激し、寝ている間に大腸に蓄積されたうんこを外に押し出そうと、下剤の役割を果たしてくれます。
あの香ばしい匂いに、天然の脱糞効果、コーヒーってほんと素晴らしいですね。
パンは…うんこの助けにはなりませんが下痢の元にはなりません。
変な物を食べると下痢になりますからね、好き嫌いよりも信頼性でパンなんです。
コーヒーとの相性もいい。
それをセットで食べると必ず、物凄い便意が襲ってきます。
そしたらかわやに行き、「あ~でた~」っとスッキリしてからシャワーを浴びる。
それが僕の朝のルーティーンです。

あったかいシャワーを浴びながら、お尻の割れ目の奥のヌメリを指でクチュクチュと綺麗にしてあげる。
僕の場合は、どうせまた下痢が襲ってきますからね。
下痢便は酸度が強い。
まるで塩酸をおしりの穴にぶっかけているようです。
一回や二回ならともかく五回ともなると、お尻の穴は赤くただれて拭く事ができません。
だから朝は入念にケツ洗いをします。
中性の水で良く洗う事で肛門周辺の皮膚を塩酸の波状攻撃から守る事ができるのです。
そして綺麗に肛門の周りを拭いて、前日の後遺症が残っている時にはクリームを塗って仕事に向かいます。

そんなに大変な僕の朝。
でも合理的だとは思いませんか?
ドラマや映画は起きてすぐにシャワーを浴びる。
それは間違っています。
うんこをしてからシャワーを浴びるべきでしょう。


僕の最近飲んだ善玉菌サプリ
inner-health-plus.jpg
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僕と便器

2012/05/15 19:53|下痢腹男の苦闘シリーズTB:1CM:2
MK寄稿
日曜日、僕は仕事中急性の下痢に教われてホーソーンと言う地区のグレンフェリーロードにあるカフェに駆け込みました。
「フラットワイト」
そう早口でカウンターに立っているオヤジに言い捨てると、ケツをつぼめて競歩で便器に一直線。

30分後…
「ジャー~」
「ふう~」
やばかった…後一秒で終わってた…と頭の中で呟きながら出てくると、僕のコーヒーが出来ていません。
「ぼ、僕のコーヒーはどこ?」
とでっぷり肥えたオヤジに言うと
「先払いだよ」
と憎憎しげに言います。
〈こいつ、いくら下痢便の匂いがここまで漂ってるからって…露骨じゃないか…〉
ムカッとして出ようと思いましたが、この店の便器は綺麗でした。

この辺りは、よい便器の空白地で、近くにはマックの二階、小屋型公衆便所とあるのですが、マック便所は異常に臭く、サウナのようにムオッとしていて、ばい菌だらけの空気に浸かっているようで行く気がしません。
公衆便所は風通しはいいのですが、ステンレスの便器が氷のように冷たいので、ケツの穴が萎縮してしまいます。
以上の理由から、僕はここの綺麗な便器を捨てる事ができず、渋々お金を払いました。

この店には無料ネットがあってコンピュータが二台。
それで僕はユーチューブを見ていたのですが、5分待ってもコーヒーを持ってきてくれません。
〈きっと僕が下痢腹だからだ。飲食と排泄は表裏一体、その排泄を否定するなんて飲食屋失格だ…〉
と思い、カウンターに行って文句を言うと
「もうちょっと待て―」
と横柄に言い、しかも常連と思われるお年寄りと談笑しています。
人を待たせておいて平気でお喋りするなんて…と腹も立ちましたが、その程度の事はちょっと昔のスーパーのレジ、又は道をブロックして大声で話すトラッキーと同じ…と思ってグッと我慢しました。

10分程して、オヤジは太い指をブルブル震わせて持って来ましたが、ソーサーはコーヒーの湖、今にもあふれそうです。
持ち上げて飲むとボタボタと雫が僕のズボンの上に落ちました。
〈こんな店、二度と来てやるもんか!〉
僕は綺麗な便器を捨てる決意をしました。

とその時―金髪の超可愛い女の子とその友達3人が店に入ってきました。
彼女らはムース状の飲み物をオーダーし飲んでいますが、金髪の女の子だけはサブウェイで買ってきたと思われるロールパンを食べ始めました。
その瞬間です―。
「ふざけるな、食いたかったらわしの店のもん食わんかい!おうっ!」
とデブオヤジが顔を真っ赤にして怒鳴り散らしたのです。
その女の子達、特に金髪美女はそのような扱いを受けた事が無いのでしょう。
ばつ悪そうに涙目でその店を出て行きました。

しかし、逆に僕の目には感動がキラキラと浮かびました。
〈このオヤジは僕にだけ酷いんじゃないんだ。みんなに酷いんだ…〉
「おじさん、おじさんは正しいよ!」
僕は、このエリアの便器事情も考慮して、半分本気、半分ゴマすりでオヤジを持ち上げました。
「どーせスインバーンの学生だろ。あいつらにはコモンセンスがないっ!」
オヤジは僕のおだてに気を良くしたのか、とうとうとぼやき始めました。
何でもスインバーン大の学生が、他所から食べ物を持ち込んでタダネットだけして帰るのが許せないらしく、一見若く見える僕のこともスインバーンの学生と思っていたそうです。
「そうか、だから僕に冷たかったのか…下痢便のせいじゃなかったんだ…」

店の中はガランとしています。
多分このオヤジの性格では潰れるのも時間の問題でしょう。
〈それでは、僕が困るんだ…〉
気をよくした僕は奮発してポーターハウスステーキとサラダを頼みました。
そして、もう一度便器に座り物思いにふけってから、
「おっさんまた来るよ」
と爽やかに手を振って店を出ました。

綺麗な便器のある店のサポート。
下痢腹なら当然ですよねっ!

逆に…
便器の無い店なんか誰が行ってやるものか。

下痢腹男の苦闘 プール編

2012/01/31 23:28|下痢腹男の苦闘シリーズTB:0CM:4
MK寄稿
私は下痢腹なのに太っている。
太っていると言うのはオージーと比べれば大げさかも知れないが身長171センチ、体重85キロは、日本人社会では太っている方だろう。
若い頃は、減量しようと思えば一週間で3Kgくらいは簡単だった。
しかし40を越えた今はいくら食い控えても落ちない上に少し食うと太る。
感覚的にはアイスクリーム一本2Kgだ。
逆にちょっとやそっと運動しても痩せない。

運動と言っても腰も足も悪い私はたいしたことはできないが、最近は時々プールに行って泳いでいる。
以前はケイラーと言う地区のインドアプールに行っていたが、そこは水が冷たいのと、「水しぶき上げすぎ!」とか言う、五月蝿いババアがいたりして、雰囲気的にプチハイソで私はあまり好きではなかった。
そのプールは25Mだったが、息継ぎをすると溺れそうになる私は、25Mブッチで泳がねばならず、20メートルを越えると息の限界に達し、つい手足の動きが激しくなる。
足を着けばいいのだが、それでは後ろを泳いでいる人の迷惑になるから最後まで窒息寸前で泳ぎきるのだ。
「その私の心遣いがわからないのか!クソババア!」 

それでも私はそのプールに通っていたが、最近同僚が、「ブローディーのプールが温いぜ」と教えてくれた。

「ブロードメドーズ」

メルボルンに住むものなら身の毛もよだつ危険な響きで、巷ではリトルバグダッドといわれているくらいモスリムの多い地区だ。
しかもそのバグダッドプールの近くには北西地区で最も馬鹿といわれる高校と、ど根性ガエルのひろしが住んでいそうな粗末な公営住宅が存在する。
IMG_2874.jpg

だが、私はモスリムがそれほど嫌いでは無いし、ど根性ガエルのひろしは好きだ。それに何よりも温かいプールというのに魅力を感じた。
そこで私は物盗りを警戒し、最低限の金だけもってそのバグダットプールへ出かけた。

そのプールはブロードメドーズのショッピングセンターのすぐ近くにある。
IMG_2869.jpg

東地区や南地区に住んでいる人は、「ブローディー」と聞くと「イヤーッ」と言った反応を見せるが、実際昼行って見ると危険を感じることはまず無い。
プールはインドアでレジャーセンターの中にあるが、さすがは治安のいいオーストラリア、最悪にランクされる地区にあっても中は清潔で広々としている。

だがプールには…ケイラーとは全く違った人種が泳いでいた。
覆面をして泳いでいる女がいる…。
モスリムは泳ぐ時もバーカーをはずさない…ということを私その時初めて知った。
どう見ても泳ぎにくそうで、もし彼女が滅茶苦茶泳ぐのが速かったら、あの格好でオリンピックに出るのだろうか?と思わず想像してしまったよ。

だが驚くのはそれだけではなかった。
このプールにも一応真面目に泳ぐ人のためのラップレーンが設定されているがそこには、ワイシャツにジーンズをはいたオッサンが泳いでいた。
「正気か!?」
と思って回りの人間や、スタッフの顔を見渡したが、誰も気にとめる風でもなく、そのトルコ人ぽいオッサンは見事に周りの雰囲気に溶け込んでいた。

「俺には合ってる…」

その時点で私はそのプールバグダッドが好きになって、思いっきり水しぶきを上げて泳いだが、誰も一向に気するそぶりは見せなかった。
水は聞いていた通りケイラーよりはるかに温かい。
水温は31度から33度に設定されていて、温泉で泳いでいる気分で私はご機嫌だった。
が、しばらくして突然プールから人が消え水に浸かっているのは私一人となった。
逆側にいるスタッフが手を上げて私に向かって何か言っているが、私は「あと50メートル」と無視して泳ぎ続けた。
プールサイドに手がついた時スタッフが大声で「プールから出ろ!」という。
「なんでやねん?」と問い返すと、子供がウンコを漏らしたという。
スタッフが指差す方を見ると黄色いのが水に漂っていた。
「オーマイガ!」
私は慌ててプールから飛び出した。
清掃には一時間はかかるとスタッフは言ったが、誰も文句は言わなかった。
もちろん私も言うわけが無い。
「かわいそうな子供。きっと俺と同じで下痢腹なんだ―」
と、むしろ同情し、その下痢腹に優しい貧乏な人々に感動した。

感動はしたが帰り際もちろん料金は払い戻してもらった。
「ウンコのせいで泳げませんでしたー」

それ以来私はずっとそのプールに行っている。
日本人なんて一度も見たこと無いが、北西地区在住で温泉気分で泳ぎたい人には向いてる。
特に子供用の小プールは温い。
メルボルン以外に住んでいる人にはこんな事書いても無意味だけど、もしメルボルンに来たら“ブローディー”一度行って見られては?

気分はちょっぴりバグダッド。
「ボ~ン!」

下痢腹男の苦闘4(実話)

2011/04/29 13:48|下痢腹男の苦闘シリーズTB:0CM:0
晒された下痢腹男   MK寄稿 

今日は若禿王子のロイヤルウェデング、でもそんな華やかなイベントなんて下痢腹男にはこれっぽっちも関係無いのさ... 

私は今日も走っていた。
何歳になっても球児のベーランのように全力疾走。
だがそれはそんな爽やかに形容できるものではなかった。
街のショッピングセンター…
硬いフロアーをパタパタと音を立てて走る。
周りの人間が
「何事か!?」
と私を振り返る。
だがその疑問にいちいち回答している暇は無い。 
フードコートが見えた。
その隣には必ずトイレがある。
私は男子用に駆け込んだ。
4つの内3つは使用中になっている。
臭い匂いが空間に漂っている。
他人のウンコの匂いほど鼻に触るものは無い。
私は一番手前のドアの開いているトイレに入った。
「なんだこれは!」
便座は無残にもまっ黄色なしょんべんで汚されていた。
「何故便座を上げてしょんべんしないかぁーっ!」
私は日本語で怒鳴った。その声がトイレのタイルにこだまする。
〈許せない!〉
見つけたら殴り倒したい心境だ。
私にはそこに座る勇気は無かった。
「そうだ外に身障者用があったはず!」
男子用から出てすぐ右手にそれはあった。
幸いドアが開いている。
私は中に入り、“閉じる”のボタンを押した。
このドアはすりガラスで自動式、大きさは通常の2倍以上だった。
ドアが閉まりきるのを待たずにブルブルとズボンを下ろすと、いつものように思いっきり汚物を放出する。
「ああ間に合った…」
ふう―と大きくため息が出る。
下痢便は水とまではいかず、ある程度形をとどめたものだった。
それだけに匂いが強烈だった。
昨日の夜は魚、朝は残り物の肉、昼はキムチ、そのブレンドが生み出す鮮烈な匂いのハーモニー。
「ゴロゴロゴロ」
腸がなった。
その後軟便が水便に代わった。
それと同時に匂いも変わる。
今まで鼻を差すような眉をしかめる匂いだったのが、腐ったような首をかしげる匂いに変わった。
気になって便器の中を見てみるとさっき食べたばかりの真っ赤な唐辛子やとうもろこしの粒が
「やあ、また出合ったね」
と語りかけるように浮いている。
「馬鹿な!わしゃ鳥か?」
いくらなんでも早すぎる、と思ったが現実は否定できない。
食物の消化は個人差や、何を食べたかにもよるが大体8時間から24時間といわれている。
しかし私は時に30分だ。
下痢でなくても一日5回以上ウンコする日もある。

「じゃあ、あんたはガリガリなんじゃ?」
と読者は思うだろう。
だが違うのだ。
私はどちらかといえばデブ。身長171Cm,体重85Kg,ちょっと前までは88Kgあった。腹も出ている。

一体これほど下痢ばかりしている私が何故太るのか?
私は下痢をしようがしまいが食ったら食っただけ太る。
その代わり食わなくてもなかなか痩せない。
しかしおかしいじゃないか―わずか30分で体内を通過する食物から栄養を吸収する事などできるのか?

私は常人ではないのだ。そうだ、きっと世界最高の下痢腹モルモットとして医学に貢献できるはず―。そしたら、ああ、そしたらきっとノーベル平和賞。日本にいる両親もどんなに喜んでくれるだろう。
オスロで表彰され、
「すべて下痢腹のお陰です」「う、うううっ…」
と涙を流しきまりきったスピーチをして会場からスタンディングオベーションされる。
そして…もしかしたら次のロイヤルウェディングには招待されるかもしれない…そしたら―憧れのバッキンガムパレスのトイレで―ロイヤルダイアリア…
私にはその晴れ姿がありありと瞼の裏に浮かんだ。

と―その時すりガラスの自動ドアがゆるゆると開いた。
私の夢が壊され、そこには中年色黒の掃除おばさんが立っている。
「ご、ごめんなさい」
おばさんは憐れなほどに慌てた。
彼女は半身を中に入れて何度も“閉じる”のボタンを押したがドアは閉まらない。
その間に隣の女子トイレに行く女性達が目の前の通路を通過していく。
同時におぞましい匂いも通路に充溢していく。
私は立ち上がろうにもまだウンコの最中だった。
たとえ中断しても人に見られながらケツを拭くのは結構勇気がいる。
時は昼食時、多くの女性が前を通過していく…。
しかし掃除婦をはじめ誰もこのおぞましい匂いに顔色を変えなかった。
〈みんな優しいんだ―〉
私は彼女らの心の優しさに打たれた。
私のウンコシーンは結構長い間世間に晒された。
中には目が合ってウインクしてくれた若い女の子もいて私も満面の笑顔でそれにこたえた。
おばさんはあせりまくってドアを手動で閉めようとしている―だが閉まらない。
「おばさん、おばさんがセンサーをブロックしているから閉まらないんだよ」
自分でも驚くほどの優しい声で私はおばさんにドアから離れるように言った。
ドアは閉まった。
静かで孤独な空間が戻ってきた。
何故ドアが開いたのか?
よく見るとボタンの上に赤いライトがつくまで押し続けろと小さな字で書かれてある。
〈そんなのあの非常事態に読んでる暇なんて無い!〉
今も赤いライトはついていない。誰かが外のボタンを押したらまたドアは開くのだ。
しかし私はあせらなかった。
「見たい奴には見せてやりゃいい」
そんな―AV男優のような気持ちだった。
残りを出し切ってスッキリした私は自分の冷静さに驚いていた。
「わしも成長した…」

〈そうか、そうだったのか―〉
その時、私が逆の立場であった時の事を思い出した。
そう、あれはまだ私がトラックに乗っていた頃…。
いつものように下痢便に襲われた私は最寄のマクドナルドに駆け込んだ。
そこには一階には身障者トイレしかなく、普通の男子用は二階に上がらなければならない。
ただその時私にその余裕は無かった。
身障者トイレのドアは閉まっているが“アキ”になっている。
私は“がば”とドアを開け中に入った。
するとそこには……それはそれは美しい金髪の女子高生がウンコをしていたのだ。
私は驚くやら嬉しいやらでパニックに陥った。
その私に彼女は
「ごめんね、使用中なの―」
にこりと天使のような微笑で答えてくれた。
その時私は彼女の冷静さに驚嘆したが今自分が同じ立場になってみるとその冷静さの謎が解けたような気がした。

自分のウンコ姿を見せるという事は、自分の全てを曝け出す事。つまりセックスで変態したり、殴り合いの喧嘩をしたりするのと同等なのだ。
その清清しい無の心境が人に優しさを与える―。
彼女はあの若さでその聖域に在ったのだ…私はこの歳でやっとその域に至りつつあるのか?

今回多くの人にウンコシーンを見られた事で私は一段と思いやりのある人間になることが出来たよ。

下痢腹男の苦闘3 (実話)

2011/03/07 21:54|下痢腹男の苦闘シリーズTB:0CM:0
M.K寄稿
ある日、私はキャンベラに出張した。
仕事内容は大したものではない。

昼過ぎに仕事を終え、午後の飛行機便でメルボルンに戻る。
キャンベラ―メルボルン間は、約45分。

キャンベラ空港は街の中心から車で15分ほど。
空港の規模は非常に小さく、電車の駅と同様、これが首都の玄関口かと呆れるほどだ。
私はHYUNDAI GETS とかいう乗り心地の悪いレンタカーをリターンして、空港の構内に入った。
出発時間には45分ほどあり、手荷物しかない私はそのまま出発ゲートへ向かった。
そこは小さな待合室で人は少ない。
椅子に座ると搭乗時間は20分後とボードに表示されている。
私は昼食をとっておらず物凄く腹が減っていた。
近くにキオスクがある。
私は立ってそこまで歩いていき中を物色した。
ろくなものを売っていない。
まずそうなサンドイッチ、まずそうなマッフィン、超まずそうな出来合いミートパイなどだ。
それらは、いくら腹が減っているとはいえ、食欲を全く刺激しなかった。
地球上に他に食うものが無くなったら食うかもしれない。
しかもサンドイッチには$7と法外な値段がついていた。

ふと横を見るとお菓子の自動販売機がある。
そこに並んでいるお菓子も日本のものよりはまずいのだが、それでも少しは食欲を刺激した。
問題は、私の腹である。
その時下痢の兆候は全く無かった。
「なあに、メルボルンまではあっという間。大丈夫さ」
私は自販にコインを入れ、チキン味のチップスを買った。
小さな袋だが$2ちょいとこれも法外な値段がついている。
この国のお菓子や、ドリンク、アイスクリームの値段は日本の2倍、3倍と思っておけばいい。
腹が減っていたせいかあっという間に食いつくした。
「一つじゃ足りんな」
今度は大事を取ってケミカル量の少ないプレインチップス(味付けなし)のボタンを押した。

オージーは搭乗時間直前にどこからともなく現れてくる。
小型ジェット機はほぼ満席で私は珍しく一番前の席で、超美人なスチュワーデスと向かい合わせに座っていた。

私は美人に接すると緊張する質で、なかなか滑らかな会話が出来ない。
それでもポツポツと当たりさわりの無い会話をした。
目が大きく彼女が微笑むと私も釣り込まれるように笑ってしまう。
「大空に、美人と会話、楽しいな」
その園児並の俳句が頭に浮かんだ時、その低脳を嘲笑うかのように第一波が来た。
「ギュル、ギュルルルルルル…」
私の笑みが一瞬引き攣る。
だが目の前の彼女は気づかなかったようだ。
今まで時を忘れて彼女と会話していたのだが、この一撃で現実に引き戻された私は、ちらりと腕時計を見た。
到着まであと25分。
{大丈夫だ。そのくらいならもつ}
私は、平静を装い、それまで以上に話した。
「それでねえ―うっ…」
第二波に私の言葉が詰まった。
ガスが猛烈に肛門を押した。
しかし絶世の美女の微笑を前に屁をたれる事は神が許さない。
私は耐えた。この時
{トイレへ…}
とも思ったが、まだウンコの出る状態ではなかった。
今行った所で、屁がプスプスでるだけで状況を悪化させるだけだろう。
それよりも穴筋を締め、ガスでウンコと肛門の間に空間を作ったほうが良い。
{大丈夫、もつさ…}
ただその確信はぐらつき始めている。

後15分。シートベルト着用のサインが点った。
とその瞬間私は猛烈な第三波に襲われた。
屁のバリアーが呆気なく破られた。
これは稀にある超急性のパターンだ。
{やはりいかん}
と思い、シートベルトを外してトイレに立とうとした時―
「座ってなきゃダメよ」
と目の前の美女に制止された。
「で、でも…」
私の顔には既にサブいぼが浮いている。
「後15分もないわよ。我慢できるでしょ?」
彼女は優しく言う。
「ええもちろん」
歪んだ作り笑いで、私は大見得を切った。
そうしている間にも肛門へ猛烈なプレッシャーがかかってくる。

{この女、下痢腹じゃないな…}
一日一回、毎朝健康なバナナウンコをする者には、一日何度もトイレへ走らなければならない下痢腹男女の気持ちは分からない。

私は唇を噛み、太ももを千切れるほどにひねって神経を分散しようとした。

後10分。メルボルンの町並みが見え、飛行機が大きく旋回する。
その動きが内臓に刺激を与えたのか、過去に例が無いほどの第四波が来た。

「うーっ」
と口から苦痛の呻きがもれ、手が無意識に腹部を押さえる。
顔が苦渋にみちたしかめっ面になり、上半身が前に屈む。

そのときになって美人スッチーは、私の異常に気づいた。
「大丈夫?あと少し、あと少しよ」

彼女は私の膝の上に手を置き一生懸命励ましてくれた。
その手の温もりに私は勇気を与えられた。
{よし、この美人スッチーのためにも絶対漏らさないぞ!}
と気合をいれ今まで以上に穴に力を入れた。

後5分、いよいよ滑走路が見えてくる。
だが私はもう限界を超えていた。
「うーっ」
と言う呻きから、
「ふぅー、ふぅー」
という短い呼吸に変わっていた。
少しでも穴筋を緩めると漏れる状態だった。
「大丈夫、YOU CAN HOLD IT!」
彼女は私の膝の上の手に力を込めた。
「サンキュウ…」
吐息に近い言葉が囁くように口から漏れた。
これだけ言うのが限界でこれ以上口を動かせば下が決壊する。

しかし…いい年こいて美人スッチーに“ウンコ漏らさないで!”と励まされている自分は一体何なのだ!?

飛行機は着陸の態勢に入っている。空港の建物が窓から視界に入ってきた。
{もうすぐだ}
と自ら励ますと同時に、着地時の衝撃を警戒した。
腹は
「ギュルリ、ギュルリ」
と狂った様に鳴っている。

「頑張ってあと少し!」
彼女は親身になって私の脱糞を心配してくれている。
ああ、彼女はなんて優しいんだ。
その時―彼女の後ろにマザーテレサがたった。

「おおテレサ!」{といってもどういう人かよく知らないが}

私は彼女を心の中で拝んだ。

着地しハッチが開く。

「サンキュウ、君の優しさは忘れないよ」
脂汗に歪んだ顔で私は彼女に礼を言い、トイレ目掛けて一気にダッシュした。

「どけどけどけーっ」
といった勢いで走る。幸い私は最前席であったため前に人はいない。
そのまま滑り込むようにトイレに駆け込み便器に座る。

「ものすごい音が四角い空間にこだまし、おぞましい匂いがその空間をセピア色に変えた」

ああ、腹の中の汚物が排出されていく…。
「ふーうぅ」
と安堵の吐息が漏れる。
私は耐えたのだ。私は自分自身の精神力に驚嘆した。
下痢便は出しても出しても壊れた蛇口のようにとどまる所を知らなかった。
{やはりあのお菓子の中には思いっきり調味料が入っていた。もう二度と食わないぞ}
私は今まで嗅いだ事が無いほどの悪臭に浸かりながら、人生の新たな誓いを立てた。

30分も座っていただろうか。
やっと一息ついた私はゆっくりと立ち上がった。
なにか、十年も年を取ったような気持ちだった。

ふと便座の上を見るとそこにはウンコの跳ねた後があった。
「便座の下なら分かるが上になんて…これはニュートンの万有引力の法則に逆らうものだ」
「一体どうやって?」
私は重力に逆らう下痢便のエアロダイナミクスに強い興味を惹かれた。

この現象をどのような数式で表すか…
E=MC2?

「そうだ本を書こう。この発見を学会で発表するんだ!」

私は今、“一般下痢便性理論”

英語で
“ジェネラルセオリー オブ ゲリティビティー”

執筆中である。


んなわけねーじゃん。


PS 美人スッチーの会社へはお礼のメールを送ったよ。




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