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オーストラリアの青い空
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プロフィール


Melozy

Author:Melozy
1990年より在豪、6年シドニーに住んだ後、メルボルンへ。
嫁は英国人、息子はオージー。
私は、やっぱり死ぬまで日本人でしょうね。
家庭も職場も英語のみ。
でもいまだにバリバリのジャパニーズアクセント。
コンタクト: melozyplus@hotmail.com


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ワーホリの覚醒2金の無い日々1

2012/05/19 19:32|連載小説ワーホリの覚醒2TB:0CM:0
シドニーは春たけなわ。
だがアスオの懐には木枯らしが吹いていた。
運送屋を喧嘩して辞め一銭の金も無くなった彼は三日三晩ホームレスとして暮らした後、切羽詰ってシドニー大の柔道場へ転がり込んでいた。

練習を終えるとみんな帰っていくが、彼だけはここに居残り汗臭い道場で眠る。
その彼に部員は食糧とエロ本を恵んだ。
「すまねえな、みんな」
する事の無い彼は一眠りした後、真夜中に起きだして、エロ本を見ては抜いた。
今夜も
「この女を連れ込んで青い畳の上で…」
と本の中の金髪巨乳を見ながら想像をはせ、右手をシャカシャカと動かしていた。
しかし、小六からもう8年も右シャカのリピートで最近は工夫が足りんなあとも感じている。
「そうだ、この創意工夫の無さが無職に繋がっているのだ。より興奮できれば仕事も見付かるはずだ!」
そう考えた彼はふと隣が裁縫部室である事を思い出した。
そこにはマネキンがある。


「なんだろう、あの光の揺れは?」
研究で遅くなった人類学の教授は柔道部室の窓を見ながら不審に思い、その方向へ歩いていった。
時刻はもう午前0時を過ぎ、辺りは夜の静寂につつまれている。
近付くにつれ、明かりのゆれだけでなく、声も聞こえてきた。
「何を言っているのだ?」
癖はあるが一応英語のようだ。
教授はいぶかしげな表情で窓から中を覗いた。


「柔道着姿もかわいいぜ」
「ウフ、あなたと寝技がしたかったの」
アスオは柔道着を着たマネキンの上に跨り、二色の声で一人二役していた。
「次は縦四方固めだ」
「ああ、骨がきしむわ―」
アスオはマネキンにキスし、柔道着を開いて乳首の無い胸にかぶりついた。
「アアン、ダメェ~一本負けよ…」
「まだまだ、こんなの有効だ。これから俺の必殺技をみせてやる!」
と今度はマネキンの股間に舌を這わした。
だが、もちろんプラスチックの味しかしない。
「もう一工夫必要だ!」
アスオは立ち上がり柔道部室と裁縫部室の間にあるキッチネットから、ベジマイトと言うイースト菌抽出物から作られたペーストを持ってきた。
それをマネキンの股間にベタベタと塗る。
「うむそれらしくなったぞ!」
アスオはその焦げ茶色に塗られた股間に貪りついた。
「ううむ、この匂い、この味、お前は処女だったのかッ?」
「そうなの。お願い、優しくして…」
「フフフ初めてが俺とはラッキーな奴だ…」
「あ、痛い…」
といきり立ったモノをベジマイトに擦り付けた所でアスオの動きが止まった。
〈あと一工夫必要だ〉
と再びキッチネットに走り今度はケチャップを持ってきた。
それをまたマネキンの股間にぶちまけた。
〈これでよし!〉
アスオはマネキン相手に狂ったように腰を振った。
「お前もこれで女になったんだ…」
アスオは真っ赤になった股間を見ながら満足気に囁いた。


「変態だ!中にド変態がいる!」
教授は、慌てて研究室に戻り、警察に電話した。
普段なら30分ほどかかるのだが、暇だったのかすぐに2台のパトカーが駆けつけてきた。
「フリーズ!」
拳銃を抜いた4人の警官は、柔道部室に土足で踏み込んできた。
「なんだとぉ~無礼者!」
立ち上がったアスオは警官に向かって連射した。
どぴゅどぴゅどぴゅ……


翌日、アスオは道場を追い出されることになった。
柔道部の連中は「別にいいじゃないか」とアスオを擁護してくれたが、マネキンの所属する裁縫部と大学側が承知しなかった。
「ふん、心の狭い連中だ」
アスオが荷物をまとめて道場を出ると外には麗蘭が待っていた。
「私引っ越したの。うちへ来なさいよ」
行く当ての無いアスオは拾われた野良犬のように彼女についていった。

麗蘭は長く住んだモスマンのホームステイを出てシティーで一人暮らしを始めていた。
路男磨が修練の旅とやらから帰ってきたら一緒に住む為の下準備であった。
しかし、今は2LDKの高級マンションに一人きりで、一部屋空いている。
そこでアスオの窮状を見て救いの手を差し伸べる事にしたのだ。

「ねえアスオ、柔道の先生とかなれないの?あなたあそこで一番強いんでしょ?」
シティーに向かうバスの中、麗蘭とアスオは並んで進行方向を向いて座っている。
「そのくらい俺も考えたさ、部長も大学側に聞いてくれた。だがな柔道自体が人気が無いのと、俺に何の肩書きも無いのが気に入らないんだとよ。よーするに、有名大出身で学生選手権何位とかじゃなきゃ駄目なんだってさ。高校中退じゃ話しにならんてよ」
とアスオは投げ捨てるように言った。
「世の中何でも肩書きね…」
「それだけめくらが多いってことさ」
二人はタウンホール横のバス停で降りた。
麗蘭のマンションはここから歩いて5分の所にある。


220px-Vegemiteontoast_large.jpg
ベジマイト。お土産にいかがでしょうか。

和牛パイは本当に旨いのか?

2012/05/17 18:00|豪の食いもんTB:1CM:0
年間2億7000万個のミートパイを消費するパイ大国豪で、今、和牛パイが話題を呼んでいる。
キロ1000ドル、その最高級和牛肉を、和牛パイとしてパイメーカー大手のサージェンツ社が売り出した。
同社の調査では、20人に和牛パイと各種ミートパイを試食させた所、19人が和牛パイが一番と答えたと言う。
値段は普通の50%増しとの事だが、二個入り$5.10、一個$2.55で大して高くは無い。

私はこのミートパイという一説にはミミズやらウサギが入っていると言われる食いもんが余り好きではないが、今回はパイ好きの嫁はんが食いたいと言ったのでスーパーで買ってきた。
P5091637.jpg
チン
P5141651.jpg
まずそ…

してお味の方は…?
嫁は普通のものよりずっと旨いと言う。
私は大して変わらないと思った。
所詮、冷凍パイは和牛だろーが何だろーがやっぱマズイですわ。
食えたもんじゃありませんぜ!

和牛パイ記事
http://www.heraldsun.com.au/business/who-ate-all-the-wagyu-beef-pies-the-humble-meat-pie-goes-gourmet/story-fn7j19iv-1226335297758

株で大損する私

2012/05/16 23:45|オーストラリアの株、不動産ニュースTB:1CM:0
私はカガラという銘柄を一株1ドル35セントで買った。
その後それは一度も日の目を見ることなく、80セント、60セント30セント、そして先月末に12セントまで落ち込み、潰れた。
「きゃーっ!!」
潰れたと言うのはやや語弊があり、経営に行き詰まった同社経営陣は、管財人にその身を委ねたのだが、恐らく私の手元には戻ってきても雀の涙以下だろう。
だから私にとっては潰れたのだ。

この会社はかつて有望中堅資源開発会社といわれ、主にジンク、銅を産出し、5年前は市場価値$1.5ビリオン、株価の最高値は$5.88だったのだが、最後は市場価値$96ミリオン、株価12セントになって息絶えた。

カガラは私の持ち株の中で初めて潰れた会社だが、今巷では豪中小資源開発会社がヤバイと言われている。
それを裏付けるように私の持つ資源系の株は軒並み下がっている。
一番酷いのはUXAリゾースで一株45セントで買ったのが今や一株0.4セント、100分の1以下になってしまった。
買い注文も殆ど入って無いから、ここも風前の灯といえるだろう。
「そんなのもっと早く売ればいいじゃん」
と株なんてしたことの無い方なら思うかもしれない。
だが、それがなかなか出来ないのだ。
もう騰がるだろう、そろそろ底か、これ以下は無い…と思っている内にどんどん下がり、気付い時にはもう手遅れ。
そうなるとほら、Deal or No Deal * でバンクオファーが$1000を切っちまって「もうどーでもいい、最後まで行っちまえ!」といったあの気分だ。

最も私の場合、投資額が少ないから、ゼロになっても首をつる必要は無いのだが、やはり気分的にはとってもブルーだ。
正直、かなり恥ずかしい。まだ嫁にも言ってない…。自信超喪失…。

「あははははは、わははははは」
ああ聞こえる、世間が私を指差して笑っている…。

そしてその後ろからフレディーの高い歌声が…

♫ ドゥドゥドゥ アナザーワン バイツ ザ ダスト ドゥドゥドゥ アナザーワン バイツ ザ ダスト… アンド アナザーワン ゴーン アナザーワン ゴーン アナザーワン バイツ ザ ダスト…イエーィ ♫


バタバタっと倒れる時にはピッタリのBGMさ!

*Deal or No Deal-豪のテレビ番組。選ばれた一人が26のブリーフケースから一つを選び、後の25を観客が持つ。
ブリーフケースの中は50セントから200000ドル。一つ一つ開けて行って、その残った額が大きければ大きいほどバンクオファーも大きくなると言う勘だけで脳味噌を使わないアホみたいなゲームショー。
因みに笑える司会のアンドリュー オーキーフは元法律家。

カガラ関連記事
http://blogs.wsj.com/dealjournalaustralia/2012/04/30/kagara-stalls-in-mining-fast-lane/?mod=WSJBlog
http://www.finnewsnetwork.com.au/archives/finance_news_network20486.html

僕と便器

2012/05/15 19:53|下痢腹男の苦闘シリーズTB:1CM:2
MK寄稿
日曜日、僕は仕事中急性の下痢に教われてホーソーンと言う地区のグレンフェリーロードにあるカフェに駆け込みました。
「フラットワイト」
そう早口でカウンターに立っているオヤジに言い捨てると、ケツをつぼめて競歩で便器に一直線。

30分後…
「ジャー~」
「ふう~」
やばかった…後一秒で終わってた…と頭の中で呟きながら出てくると、僕のコーヒーが出来ていません。
「ぼ、僕のコーヒーはどこ?」
とでっぷり肥えたオヤジに言うと
「先払いだよ」
と憎憎しげに言います。
〈こいつ、いくら下痢便の匂いがここまで漂ってるからって…露骨じゃないか…〉
ムカッとして出ようと思いましたが、この店の便器は綺麗でした。

この辺りは、よい便器の空白地で、近くにはマックの二階、小屋型公衆便所とあるのですが、マック便所は異常に臭く、サウナのようにムオッとしていて、ばい菌だらけの空気に浸かっているようで行く気がしません。
公衆便所は風通しはいいのですが、ステンレスの便器が氷のように冷たいので、ケツの穴が萎縮してしまいます。
以上の理由から、僕はここの綺麗な便器を捨てる事ができず、渋々お金を払いました。

この店には無料ネットがあってコンピュータが二台。
それで僕はユーチューブを見ていたのですが、5分待ってもコーヒーを持ってきてくれません。
〈きっと僕が下痢腹だからだ。飲食と排泄は表裏一体、その排泄を否定するなんて飲食屋失格だ…〉
と思い、カウンターに行って文句を言うと
「もうちょっと待て―」
と横柄に言い、しかも常連と思われるお年寄りと談笑しています。
人を待たせておいて平気でお喋りするなんて…と腹も立ちましたが、その程度の事はちょっと昔のスーパーのレジ、又は道をブロックして大声で話すトラッキーと同じ…と思ってグッと我慢しました。

10分程して、オヤジは太い指をブルブル震わせて持って来ましたが、ソーサーはコーヒーの湖、今にもあふれそうです。
持ち上げて飲むとボタボタと雫が僕のズボンの上に落ちました。
〈こんな店、二度と来てやるもんか!〉
僕は綺麗な便器を捨てる決意をしました。

とその時―金髪の超可愛い女の子とその友達3人が店に入ってきました。
彼女らはムース状の飲み物をオーダーし飲んでいますが、金髪の女の子だけはサブウェイで買ってきたと思われるロールパンを食べ始めました。
その瞬間です―。
「ふざけるな、食いたかったらわしの店のもん食わんかい!おうっ!」
とデブオヤジが顔を真っ赤にして怒鳴り散らしたのです。
その女の子達、特に金髪美女はそのような扱いを受けた事が無いのでしょう。
ばつ悪そうに涙目でその店を出て行きました。

しかし、逆に僕の目には感動がキラキラと浮かびました。
〈このオヤジは僕にだけ酷いんじゃないんだ。みんなに酷いんだ…〉
「おじさん、おじさんは正しいよ!」
僕は、このエリアの便器事情も考慮して、半分本気、半分ゴマすりでオヤジを持ち上げました。
「どーせスインバーンの学生だろ。あいつらにはコモンセンスがないっ!」
オヤジは僕のおだてに気を良くしたのか、とうとうとぼやき始めました。
何でもスインバーン大の学生が、他所から食べ物を持ち込んでタダネットだけして帰るのが許せないらしく、一見若く見える僕のこともスインバーンの学生と思っていたそうです。
「そうか、だから僕に冷たかったのか…下痢便のせいじゃなかったんだ…」

店の中はガランとしています。
多分このオヤジの性格では潰れるのも時間の問題でしょう。
〈それでは、僕が困るんだ…〉
気をよくした僕は奮発してポーターハウスステーキとサラダを頼みました。
そして、もう一度便器に座り物思いにふけってから、
「おっさんまた来るよ」
と爽やかに手を振って店を出ました。

綺麗な便器のある店のサポート。
下痢腹なら当然ですよねっ!

逆に…
便器の無い店なんか誰が行ってやるものか。

豪人の語学離れ、日本語学習者大幅減

2012/05/13 13:00|オーストラリアのニュースTB:0CM:0
野党自由党党首トニー アボットは豪中高生の語学離れを指摘し、自由党政権奪取の際には特にアジア言語教育に力を入れ、10年以内に40%の高校生がなんらかの外国語を学習する環境を整えると宣言した。

アボット氏は外国語学習として特に中国語、インドネシア語、日本語、韓国語、インド語を奨励しているが、中高生の外国語離れは近年如実で、高校3年生ではその数は1960年には40%であったのが今は12%に落ち込んでいる。
2001年からでは、日本語がマイナス21%、インドネシア語がマイナス40%とその数を大きく減らし、伸びているのは中国語ではあるがその学習者は両親が中国人であるネイティブが多く、高3中国語学習者で中国系でないのは300人だけ(ヘラルドサン11日)であるという。
日本語に関しては2000年までの10年でも20%減少している。

アボット氏はアジア世紀といわれる同地域の成長を踏まえ
「外国人が英語を習うのを期待してはならない。豪の全ての子供達は外国語を学習すべきである」
と幼稚園からのアジア言語学習オプションにも触れている。

アボット氏の発言は与党労働党の予算案を受けてのものであるが、目新しい案としては上記のみで他は与党案を批判するだけに留まり、またその大掛かりな語学プロジェクト予算に関しても明示しなかった。


コメント
ウチの子は高校で日本語を習っていまして、その学校では語学は選択、かつ優秀で美人の日本人教師のせいか、3年前は全く話せなかったのに、今は簡単な会話ならこなせるようになっています。

しかし中学は別の学校(豪は普通中高一貫)だったのですが、そこでは選択ではなく、学年ごとに一言語強制でした。
強制語はラッキーな事に日本語だったわけですが、先生がまず殆ど日本語を話せないオージーのおっさんだったのと、強制であるため、やる気の全く無い生徒も当然多く、「日本語なんかやりたくない」とか「日本人はアホ。クとワ、シとツ、ソとン、もうちょっと工夫できんかったんかい?手書きじゃ見分けつかんやないか!」とかの不平不満の続出で、学校では一番人気の無い科目だったそうです。

最もそれは日本語に限った事ではなく、「語学は大事です」とか言っているのは一部の政治家と学校の先生くらいで、私の知る限りでは「語学なんかせんでいい!」と言ってる親は大勢います。
ウチの家に殆ど毎週末泊まりに来る15歳の女の子も私から日本語を習いたいと言っていたのですが、彼女の両親が「無駄な事をするな!」と反対したので取りやめになりました。
彼女はレバノン人とフランス人のハーフでご両親は言語習得の難しさをよく心得ており、「日本語が嫌い」なのではなく、「中途半端な言語能力など無意味」と言う考えであるようです。
そんな将来一銭にもならない事を習い、膨大な時間を費やすよりも「金になるスキルを身につけて欲しい」。
それが、そのご両親だけでなく、多くの親御さんの率直な希望であるようです。

かつて豪政府は日本経済が絶好調だった頃、国を挙げてそのご機嫌取りの一貫として、日本語学習を奨励し、多くの豪人が日本語を習いました。
しかし、その殆どは実生活で日本語を使う事はなく、今では覚えているのは単語少々と言った所で、その世代が今や人の親となり、自分の経験から中途半端な言語学習の無駄を悟り、それが中高生の言語学習者激減に繋がっているのでしょう。
もちろん英語が世界語で、アジア諸国を始め非英語圏で英語が熱心に学習されている現実もありますが-。

ですから、今回のアボット発言にしても多くの豪人は「かつての日本の位置に中国を置いただけ」と、その税金をつぎ込んでの大掛かりなご機嫌取りには冷淡なようです。

アボットはこのままですと確実に次期首相ですが、それは労働党があまりに不人気であるからであり、彼個人の評価は低く、この語学案も的を得ない「笛吹けども踊らず」といった税金の無駄遣いとなりそうです。


記事元
http://www.theage.com.au/business/federal-budget/pm-waging-class-war-says-abbott-20120510-1yfo9.html

http://www.theage.com.au/national/education/asian-language-push-in-disarray-20100526-we71.html

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